La Regina

「La Regina, First and Last of Her Name」は、私のお気に入りの楽焼作品であり、2022年にSoranoで制作しました。ひも作りで形を作り、手びねりで頭部を加え、裸楽焼で仕上げ、酸化銅でアクセントを付けています。裸楽焼では、釉薬の層が熱衝撃によって完全に剥がれ（だからこそ「裸」）、その独特な過程がとても面白いと感じています。この女王様は予想に反して輝く釉薬の「マスク」を取る事を拒んだため、そのままマスクを保たせる事にしました。女王様の顔に現れた氷裂模様や、そして、銅が酸化と還元の間でどのように変化したか、ぜひご覧ください。